KV-9AD2 (SONY)

 


KV-9AD2(SONY)

【仕様】
項目 内容
受信チャネル VHF:1〜12ch
UHF:13〜62ch
ブラウン管 ブラックトリニトロン管9型
70度偏向
有効画面 160×117mm, 対角195mm
電源 AC100V, DC12/24V
消費電力 AC時38W, DC時31W
外形寸法 239×197×310mm
重量 約5.0kg

 2台のビデオデッキを使ってのダビング編集作業のために入手した9型トリニトロンブラウン管式のテレビ(1991年発売)。14型の方が安かったですが、音声多重放送への対応、設置スペース、デザインなどから本機を選びました。当時のPROFEELシリーズのデザインの流れを感じます。このサイズだと画面の走査線もわかりませんし、ブラウン管ですから、当然、液晶テレビよりも自然な映りです。持ち運びが容易なようにキャリングハンドル付きで車の中でも使えるようにAC/DCの2電源対応となっています。画質(明るさ、色の濃さ、色合い、ピクチャー)が調整でき、ビデオ入出力端子付です。
 ACタイマー機能付のCDレシーバアンプと本機を組合せて目覚ましシステムの中核としました。めずらしく朝早く眼がさめてこのTVをつけたら、「関西方面で大きな地震があったようです」といった現地状況の確認がとれていない段階でのNHKアナウンサーの第一報を聞き、次第にニュース映像から被害の大きさが尋常ではないことを知った阪神淡路大震災の記憶と一緒にあるTVです。液晶TVだと軽いことから寝ぼけて倒したり、液晶部分を傷つけたりすることが心配ですが、約5kgでズングリした本機はその心配がありません。

 タイマーでTVがONにならなくなり、「修理へ」と各ケーブルの接続を外し、「再確認」とコンセントにつないだらONになりました。「ねぼけていた?」と思って、再接続して十日ほどしたら、また、同じ症状が発生。「間違いなく故障」とSONYサービスステーションに持ち込み、チェックで電源を入れたら、やはり、ON。状況を説明して修理依頼後、翌日、「腐食が原因で基板交換の必要がありますが、その基板は既にない(製造完了後の部品保有年数を経過)ため、修理できません」とのこと。「メーカーがだめでも、もしかして・・・」とインターネットで調べた修理店に問い合わせましたが、やはり同様の修理が必要な模様。ついにこの日が到来しました。

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本に見るテレビ

 洋書バーゲンでまとめ買いした一冊にGiovanni Albera, Nicolas Monti:"Italian Modern  - A Design Heritage - "(1989, RIZZOLI INTERNATIONAL PUBLICATIONS, INC) があります。その中に、Marco ZanusoとRichard Sapperによってデザインされ、1962年に登場したalgolが紹介されていました。時代の変化に適合するように改良を重ねながら現在も製品として販売されるデザインの生命の長さ・・・。"made in Japan" の中からもこのような製品が増えて欲しいと思います。 


algol  (BRIONVEGA、yamagiwa取り扱い)

 やはり、洋書バーゲンでChariotte & Peter Fiell , "Industrial Design A-Z"(2000, Taschen)を手にいれました。その中で世界最初のポータブルTVとしてSONYが1959年に発表したTV8-301が紹介されていました。AD/DC電源対応で型番から8型と推察されます。このTVはその後のSONYのTV開発に大きな転機を与えたと記載されています。KV-9AD2はこの直系の子孫のようです。

 

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