WR-D1000 (AIWA)

 


WR-D1000 (AIWA)

 数字キーを入力して直接、選局できる1991年発売のワールドバンドレシーバ。引っ越してFENがよく聞こえなくなったことから、「新しいラジオならば少しはよく聞こえるのでは、また、短波放送も勉強に使えるのでは」と、操作性のよさ、そして実売価格から本機を入手しました。残念ながら受信状況は余り変わるものではありませんでした。
 周波数を合わせる時の操作性は快適です。なお、付属のケースは電源ON-OFF、ダイヤル操作のみが可能なデザインで表示はケースの液晶に対応した部分をめくらなければなりません。また、吊金具類がついていないため、肩掛けにはケースを改造して肩ベルトなどをつけるなどの工夫が必要です。これらがデザイン的に惜しく思われます。

【仕様】

項目 内容
受信周波数
FM 76.0−108MHz (stereo対応)
LW 150−519kHz
MW 520−1,710kHz

SW

1.711−29.999MHz
(SWメーターバンド)
120M 2.300−2.495MHz
 90M 3.200−3.400MHz
 75M 3.900−4.000MHz
 60M 4.750−5.060MHz
 49M 5.950−6.200MHz
 41M 7.100−7.300MHz
 31M 9.500−9.900MHz
25M 11.650−12.050MHz
21M 13.600−13.800MHz
19M 15.100−15.600MHz
16M 17.550−17.900MHz
13M 21.450−21.850MHz
11M 25.670−26.100MHz
アンテナ LW/MW:内蔵フェライトバーアンテナ
FW:ホイップアンテナ
SW:ホイップアンテナまたはリールアンテナ
実用最大出力 400mW(EIAJ)
電源 本体用DC6V(単3型乾電池×4)
メモリー用DC3V(単3型乾電池×2)
AC100V50/60Hz(付属のACアダプター使用)
電池持続時間 FM受信時(単3乾電池SUM−3使用)
       7.5時間(スピーカー使用時)
       8 時間(ヘッドホン使用時)
最大外形寸法 220(幅)×129(高さ)×40(厚さ)mm
重量 725g(乾電池含む)

 

 AIWAとSONYの資本関係は長く続き、2002年12月1日、ついにAIWAはSONYに吸収合併されましたが、今後も海外ブランド戦略としてAIWAの名前は残していくとのこと。この製品はデザイン的にはAIWAの部分をSONYと付け替えても違和感がなく、どのような経緯でこの製品が生まれたか、興味のあるところです。