DIGILITE L-318(SEKONIC

 

 ネガフィルムを使って撮影する場合はフィルム側のラティチュード(Latitude)が広いため、適正露出を若干、外れても十分、使用できるものとなりますが、ポジフィルムやデジカメの場合はこの面でシビアとなります。そこでスポット測光が内蔵されているカメラであればそれを積極的に利用して露出の設定を行うことになります。
 近くに寄れる対象物であれば直接、光を測定できる入射光式の照度計を用いるのが確実な方法のようです。しかし、下記のリンク先に記載のように入射光式露出計も被写体の反射率が標準的であるとの想定によることから、重要な部分が明るいいものでそのディテールを写したいは絞り込み、逆に暗い場合は絞りを開けることが必要とのことです。
 デジタルカメラでは即座に撮影結果が見え、それを撮影にフィードバックできますが、フィルムを使う場合はそうはいきませんので、失敗を防ぎたい場合は絞りを半絞り、1絞りと変えて複数枚撮影するのが確実なようです。
 写真の露出計はベーシックな機種ですが、入射光主体で反射光も測れ、また、簡易照度計としても使えるDIGILITE L-318(SEKONIC)です。稼働率は低いですが、いざという時のために持っていると安心感があります。
 なお、コンパクトデジカメでの撮影では、白トビさせてしまうと後でPCでの画像補正が困難となりますので、特に明るい部分が撮影対象に含まれる場合にはEVをアンダーに何段か変えて撮影するようにしています。

【リンク】

入射光式露出計 (Kodak)