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Speax J2CLW (NEC)

 

《 ドアホンワープ機能内蔵のKX-PW501DWへの更新で、 知人宅に嫁入り 》

 

導入の経緯

 

Speax J2CLW (NEC、2000年の製品)

ワイヤレス子機

  本機の導入前、単一機能のパーソナルファクシミリに電話機を外付けしていました。しかし、ファクシミリの置き台が邪魔で、「下記の条件に合致したファクシミリを」と物色しに秋葉原へでかけました。そこで本機を目にし、普通紙対応(インクジェット*1)で給紙・排紙が前からできるというペーパーハンドリングの良さと、後継機(カラー印字)がでた直後で3万円半ばという価格に惹かれて本機を導入しました。なお、ドアホンとの接続のためにE-ドアホンボックス(NTT東日本)を合わせて入手しました。

  • リビングルームの電話のモジュラージャックのある棚の上に納まる寸法
  • 留守番電話機能付
  • 普通紙印刷(感熱紙は記録性に乏しいため)
  • 排紙は前面
  • ドアホン対応

 

用法

 「広い住処でもないし、ワイヤレス子機1台で十分」と思っていたのですが、たまたま、子機2台付の本機Speax J2CLW が安かったための選択でした。しかし、寝室と作業机のところに子機を置いて使い始めたところ、当然といえば当然ですが、電話やドアホンの応対を 座ったまま、あるいは電話機のところまで走らないでできるようになり、便利さを実感しました。
 私自身はまだ、必要ありませんが、本機には誘導コイルタイプの補聴器使用者が通話を聞き取りやすくするヒアリングエイド機能が内蔵されています。また、原稿読取部をハンドスキャナとして使える機能もありますが、私はPCにスキャナを接続して使っているため、活用する機会がありませんでした。

■ 留守電伝送機能

 取扱い説明書を読んで「留守番電話転送」機能が内蔵されていることを知りました。早速、留守番電話がはいったら携帯電話に「用件転送」されるように設定しました。そして携帯電話の着信表示で留守電の転送であることを確認して、すぐ聞くか、外線リモート機能で後で聞くか、判断して使っていました。なお、リモート操作 には各種あり、それらのコードを憶えきれないため、リモート操作とコードの対応表をPDA携帯電話にメモして 使いました。

 


*1: NECのインクジェットプリンタのPictyシリーズはHPのOEM製品ですが、このHPのインクジェット印刷機構がこのファクシミリのプリントエンジンにも採用されています。これにより、インクリボン方式のように印刷されない部分が無駄に消費されることがなく省資源となっています。ファクシミリの奥に給紙トレイがニョキッと立った背面給紙・前面排紙のモデルが多い中、前面給・排紙ですっきりと納まっているのもHPのエンジン使用によります。その後、パーソナルファクシミリではこの方式はなくなってしまいました。なお、HPを含め、デジタル複合機ではこの印刷方式が主流ですので、パーソナルファクシミリは性能を価格に反映しにくい製品で他社製品との価格競争力維持のため、あるいは消耗品で収益をあげるビジネスモデルを構築するためかもしれません。