communication

 

「通話のネットワーク化」

 メール受信に制限の少ないPHS HYBRID W-ZERO3とso-netの転送設定の組み合わせで、出先でのメールへの対応は以前に比較して随分楽になりました。
 電子メールのようにはメディアの記事となることはありませんが、通話もネットワーク化が可能です。下図は私の秘書として働いてくれる住処の通話用の通信環境で、電話 や来訪者のドアホン呼び出しに出先で対応できるようになっています。 表1に呼び出しと受話場所、対応方法を示しますが、NTTが有料サービスとして提供する「ボイスワープ」と異なり、出先で受話できなければそのまま、住処の通信機器が対応してくれます。インターネット接続はBフレッツでIP電話を使用しているため、ドアホン呼出・留守電転送はIP電話番号となり、PHSで外線呼出と識別できます。設備投資は、ドアホンワープ機能付ファクシミリ、ドアホンアダプタ、そして転送同時呼出機能付のISDN TA ALEX-TDC200で計約5万円でした。
 2つの電番号を使っていて「ひかり電話」を用いれば、ダブルチャネル(税込420円)とマイナンバー(税込105円)の組合せで通信費の削減がはかれますが、「転送同時呼出」機能の便利さで「ひかり電話」に移行できないでいます。

 

ISDNのi・ナンバーによる複合機電話機への系統、BフレッツのVDSLモデム、ドアホンアダプタを 図では省略。


住処の通信機器群(無線LAN用ルータ含)
・ 液晶テレビの背面に設置

表1 呼び出しと受話場所

呼び出し 受話場所 対応方法
ドアホン 在宅 電話機代わりのファクシミリにドアホンアダプタを付加することで、子機のある場所ですぐに来訪者への対応が可能。
外出 ファクシミリの「ドアホンワープ」機能*1で 携行するPHSで対応。
電話 在宅 電話機代わりのファクシミリ本体、あるいは子機で対応。
外出 ISDN TA「転送同時呼出」機能*2で携行するPHSで通話。NTTの転送機能と異なるのは、PHSで受話できなければ住処側のファクシミリの「留守電」機能を働かせることができること。

PHSで受話できない時、「留守電」機能で相手の用件が録音されていれば、「留守電転送」機能で自動的にPHSを呼び出し、内容確認。

*1:松下電工のエミット・ホームシステムというセキュリティシステムの中に「どこでもイラッシャイ」という機能がありますが、これを安価に実現したものに相当。

*2:INSボイスワープ、「ひかり電話」のボイスワープは利用に525円/月かかります。その無条件転送では「設定し忘れた!」が心配で。その心配なく使えるのは無応答時転送ですが、相手を電話口で待たせることになります。以前、使っていたISDN TAに内蔵の転送機能は「転送するか、しないか」の2者択一的なもので「設定しわすれた!」が心配で使えませんでした。「転送同時呼出」機能ならば最初 に設定をすれば後は設定のし忘れの心配なく、相手を待たせることなく、かつ、月額利用料の必要なく運用できます。