MAW-V7TP(三菱電機)、ASW-MD1(SANYO)
今日の全自動洗濯機は乾燥まで行えるものがでています。我が家は南向きの集合住宅の7階で比較的、乾燥した居室のため、脱水機にかけた後、従来からシーツ、バスタオルなどの大物を除いては家族構成もあり、部屋干で対応してきました。これは風が出てきてバルコニーに干した洗濯物を飛ばされるご近所を知っていることもあります。このようなことから、新しい洗濯機を選ぶのにも「電気料金もかかり、乾燥までは・・・」と従来路線を踏襲することにしました。
以前の洗濯機の洗濯・脱水容量は4kg、新しい洗濯機のそれは7kg。寸法は奥行が7cm長くなりましたが、設置場所が洗濯パンで決められることから変わりません。洗濯の使用水量はほとんど変化はありません*。そしてこれまで洗濯物が大量にある時は2回に分けて洗濯していたのが1回で済むようになり、節水、そして洗濯にかかる時間を減らすことができました。多く売れる(売りたい)洗濯機は価格の逆転現象が起きているようで、6kgのものより安く購入できました。『大は小を兼ねる』を実感
です。
大家族などで大量の洗濯物がでる場合は、「少しでも洗濯容量の大きいものを」というのが重要な選択の条件になります。体格・年齢の面から、実際に使う人が洗濯機の売り場で洗濯物を取り出す動作をしてみて、作業が楽なものから選ぶことも
重要です。一方、「家族が少ないから洗濯容量の少ないものを」というのは固定観念のようで、6〜8kgの洗濯容量のクラスは各社の技術力を最も投入しているものであり、興味深い製品が多い
ようです。

MAW-V7TP(三菱電機) |
現在の洗濯機は「部屋干しカラット」をセールスポイントとしたMAW-V7TP(三菱電機)。槽内の黒カビ発生の抑制のため、ヒータを内蔵したメーカーもありますが、ランニングコスト、そして洗濯機を置いた洗面所に熱気がこもるのを懸念し、槽の中に風を生じさせて対策という本機にしました。
洗濯中の無用の振動・騒音の低減と、機械を長持ちさせるには正しく水平に設置されていることが必要ですが、水準器が内蔵され、調整が容易です。安全のため槽の回転中は蓋が開かないようにロック機構が働き、洗濯が終わると電源スイッチが自動的にOFFの位置に戻り、待機電力をなくしています。
「標準コース」を選択して洗濯動作を透明な蓋越しに観察すると、洗濯物の量にあった水量の自動決定、槽の微妙な回転制御など、複雑な動きがプログラムされているのがなんとなくわかります。モータはインバータ制御で公称洗い時40dB、脱水時45dB、気になる音量ではありません。カラット動作後の洗濯物は以前の洗濯機の脱水後より明らかに軽く、部屋干しの時間を短縮できました。なお
、冬場、水温が低くなった時は粉石鹸を湯で溶いたものを使い、洗浄力が早期に発現するようにしています。 |
【仕様】
洗濯機の種類 |
全自動電気洗濯機 |
標準水量 |
58,54,48,43,38,28,12L |
外形寸法 |
60cmx60cmx94cm |
標準使用水量 |
114L |
製品質量 |
40kg |
洗濯方式 |
うず巻式(自動反転) |
洗濯容量 |
7.0kg |
脱水方式 |
遠心脱水式 |
定格電圧・周波数 |
100V, 50/60Hz共用 |
脱水容量 |
7.0kg |
定格消費電力 |
430W |
使用水道圧力 |
0.05〜0.8MPa |

ASW-MD1(SANYO) |
「環境面からは2槽式の洗濯機の方が水を節約できるからよい・・・」と考えるのですが、「洗濯中に他のことができないのは・・・」と全自動洗濯機ASW-MD1(SANYO)を「振動音と揺れをおさえたゆれんどりーシステム」、「24時間いつでも気がねなくお洗濯できる新静音設計」、「洗濯物にあわせて選べる全自動4コース(標準・スピーディ・ウール・毛布)」、「洗い時間やすすぎ方を自由に選べるお好みコース」
の特徴のうち、最初の2項目が気に入って選びました。
経年変化のためか、脱水時の振動が気になってきたため、MAW-V7TPに更新しました。 |
【仕様】
洗濯機の種類 |
全自動電気洗濯機 |
標準水量 |
43L, 38L, 33L, 27L |
外形寸法 |
59cmx53cmx92cm |
標準使用水量 |
120L |
製品重量 |
26.5kg |
洗濯方式 |
うず巻式(自動反転) |
標準洗濯容量 |
4.0kg (乾燥布重量) |
脱水方式 |
遠心脱水式 |
定格電圧・周波数 |
100V, 50Hzまたは60Hz |
標準脱水容量 |
4.0kg (乾燥布重量) |
定格消費電力 |
370W |
使用水道圧力 |
0.3 〜 10kg/cm^2 |
*洗濯機の選び方について
「クリーンライフニュース 40号」(1999年3月,ライオン(株) 家庭科学研究所)の「新しい洗濯機と洗剤使用量」という研究報告で,洗濯機の低浴比化(洗濯物量に対する使用水量の比率の低下)についての解説を読み
、「そうだったんだ」と洗濯機の研究開発の動向を理解しました。
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【リンク】
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