1990年、住処にTOTOの洗浄便座(ポンプ式)を初めて導入しました。使い始めて、まず、水で局所を洗浄する、という行為にある種の新鮮な快感を得、それ以来、日常生活で不可欠な機器になりました。
1996年に導入したこの2代目の洗浄便座は水道直結形。操作パネルを洗浄便座部分から省いたデザインはまだ登場していない時代で、操作部がコンパクトに後方に納まったデザインとリモコンは使い勝手がよく、価格も手頃なことが理由でした。高付加価値化が始まった時期で温風乾燥装置や脱臭装置内蔵の機種もありましたが、温水洗浄と暖房便座の基本機能だけのモデルを選びました。これは住環境がコンクリート造の集合住宅で、1月でも夜間、暖房を切った状態で室温が15℃ほどと暖かく、また、排泄物を出したらすぐに水を出す習慣で、トイレ、バスルームの換気扇は常時ONのこともあり、臭いがこもりにくく、付加機能の必要性を感じないことによります。
トラベルウォシュレットという製品がTOTOから登場していて、これを購入するまでには至っていませんが、洗浄便座の登場により、排泄に伴う行為も随分、快適になったものです。
洋式大便器のリフォームを行い、現在はPita(INAX)に組み込まれた洗浄便座となりました。(詳細は『リフォームマニュアル − リフォーム事例 −』を参照してください。)
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