PCが、まだ、登場していない時代、関数電卓がそのような計算を必要とする学習者、研究者、技術者に果たした役割は多大なるものがあったと思います。私が最初に使った関数電卓はCASIOのfx-101。単三乾電池4本を 使用しますが消費電力が多く、予備の乾電池が欠かせませんでした。そしてCASIOの電卓の操作に慣らされたため、ずっとCASIOを使っています。
 CASIOのホームページを見ると「学習用・教育用電卓」として販売されており、授業実践報告や教育関連WEBサイトの紹介が載っていて、日本の計算文化としてしっかり根付いていることを感じます。


fx-470(CASIO

 太陽電池内蔵の関数電卓で1988年の製品。フレキシブル基板の採用で2つ折りでき、 大きめのボタンを採用しながら携帯性を実現しています。ボタンはシリコンゴムを着色したものか、柔らかく滑らず手に馴染みます。
 Sharpの「電子システム手帳」(「電子手帳」はCASIOの商品名)に技術計算用のICカードを入れて使いはじめるまで常時携行。 そしてG-FORTを経て、現在はW-ZERO3がその役目。なお、本機は現在も机の脇に置いて「ちょっとした計算」 に使っています。


fx-5000F(CASIO)

 関数電卓は持ち歩きにfx-470、会社の引き出しの中に入れていたのはfx-5000Fでした。現在も販売されているのに驚きました。


fx-61F(CASIO)

 電検の試験用にインピーダンス計算をはじめとして電気関係の計算が簡単にできることから購入した関数電卓。1990年に入手しましたが、現行機種です。太陽電池内蔵で維持費はかかりませんが、試験以降、使った記憶がありません。
 
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