Automobile

Legacy Touring Wagon TX-SII

 

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「MTをまた、運転してみたい」

と、10万km近くなった2代目のレガシィの後継に選んだのは3代目レガシィのTX-SIIです。先代では後部座席を倒して後部ドアから仕事関連の移動ロボットを高さぎりぎりで積んだことがありますが、この車では開口部の有効高さが低くなり、積み込みはできなくなりました。(幸い積み込みの必要に迫られることはなくなりましたが)

Engine
EJ-202 SOHC

 TX-SIIのエンジンはEJ-202という型式のSOHC16バルブの2000ccのエンジンです。1390kg(MT)の車重に対して出力137PS、トルク19kg-mで、ターボ車のような絶対的なパワーはありませんが、3200rpmで最大トルクを発生することから、街乗りでは使いやすいエンジンです。Brighton 220と呼ばれる乗っていた車の上位グレードの2200ccのエンジンが最大出力135PS/5500rpm、最大トルク19.0kg-m/4000rpmでこれと同等になっています。40km/hrにおけるエンジン回転数はおおよそ表1となります。滑らかを感じるのは1500rpm以上ですが、5速の回転数でもゆっくりと加速していく粘り強さがあります。高速道路を走っている時などは、もう少し、ハイギアードでもよいのではと思うことが度々あります。

表1 40km/hrのエンジン回転数(TX-SII、5MT)

ギア 1速 2速 3速 4速 5速
エンジン回転数 5000rpm 3000rpm 2000rpm 1500rpm 1100rpm

 

フロントフードの小改良

[インシュレータ取付け前]
Engine room 2
[インシュレータ取付け後]

 2001年5月のマイナーチェンジで全グレードのフロントフードがアルミ製となり、7.5kgの軽量化が図られました。フードを開けてみるとその軽さにびっくりしました。TX-SIIのフード裏にはインシュレータは取り付けられていないですが、Legacyに関するWeb情報で読んで、早速、フードインシュレータ(部品番号:90815AE010)をクリップ(部品番号:90814FC000、13個)で取り付けました。薄いグラスウール製で、エンジンから発生する低周波の空気振動が直接、フードに伝わるのを減衰する効果はありそうで、エンジン音が1枚布をかぶせたような感じになったような気がするのですが、余り定かではありません。

STIの部品
Pedals

STI

 STIのペダルパッドセットを取付けました。アクセルペダルは既存のものの上に取付け、ブレーキとクラッチのペダルはゴムカバーを外して取り付け、フットレストは既存のプラスティック製のものを交換(ボルトでしっかりと取付けられているため、ボックスレンチの使用が不可欠)という方式になっています。これにより、アクセルペダル踏面が約4mm高くなりましたが、「若干、変わったかな」と思う程度で、大きな操作感の差はありません。
 性能には影響を与える改造ではありませんが、運転席に座るのが楽しくなりました。
 TXのグレードのマークが1箇所、リアにありメッキがキラキラとしていましたが、ペダルセットを取り付けたついでに写真のようにSTIラビットエンブレム(カーボン)に交換しました。両面接着テープで貼り付けられたTXの下には2つの穴があいていましたので、それらを隠すように取付けています。あと10mm位下げた方がバランスがよいようですが、また、はがしてというのも面倒なのでそのままです。

メーターパネル
meters
[処理前(夜)]
meters
[処理後(夜)]]
meters
[処理前(昼)]
meters
[処理後(昼)]

 夜間、メーターバイザーの下面に写真左のようにスピードメータ、タコメータ、ランプ類の光が反射し、これらが気になりました。そこバイザー下に黒の起毛のついた粘着シートを貼りました。これにより、写真右のように反射がなくなり、メータが見やすくなりました。また、これによって昼間でもバイザー下へのメーターの反射が少なくなり、視認性が向上しました。

MDの置き場所
MD-CD  オーディオ機器の下は1DINの機器の入れられるスペースとなっています。MDのメディアの置き場所としたのですが、少し速い加速だと、メディアが飛び出してきます。そこでスモーク透明の塩ビ板(1mm)を172x48mmの大きさにカットして蓋をつくり、下は接着テープでヒンジに、上はマジックテープで繰り返し開閉できるようにしました。(写真は蓋を開けたところ)

安全のために
cables for emergency
サブトランクには非常停止表示板、ソフトカーロープ(アクセサリーリストで紹介されているものは専有空間が少ない優れものです)、ブースターケーブル、輪止め(2個)を収納しています。 シートベルトカッターとサイドウィンドウハンマーのついたエマージェンシーツール。万が一のため、フロアコンソールの運転席側に取付けています。(写真はカッター部が上を向いていますが、現在は下向きにしています。)