WFR11B-JP (Linksys)

 

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WFR11B-JP (Linksys)

 Bフレッツ (マンションタイプ、VDSL 100Mbps) の導入準備に「スループットの高いブロードバンドルータを」と考えていたら、「最大スループット90Mbps」とパッケージに書かれた無線LANルータ WFR11B-JP がブロードバンドルータと大差ない価格で売られているのを見つけました。52M無線LANに製品群がシフトしている時期のため、本機のIEEE802.11b対応のみというのがその処分価格となった理由と思いますが、手持の無線LANカードと使用状況から十分なため、即、購入となりました。
 クイックインストールガイド*しか入っておらず、「これで大丈夫かな・・」と考えたのですが、特に難しい部分もなく、それまでのブロードバンドルータから更新することができました。無線LANカードをつけたノートPCとの接続も128Bit WEP機能、MACアドレスフィルタリング機能の設定を含めて簡単にできました。なお、上記のBフレッツの環境での有線LANのブロードバンドスピードテストの結果は30Mbps前後が得られています。このテストのコメントではVDSLとしては良好となっていますが、「他のブロードバンドルータではどうか」というのが気になるところではあります。
 ダイヤルアップルータと一緒に揃えた無線アクセスポイントと比較しますと、それ用のケーブルとACアダプタ用コンセントが簡略化できることから、やはり一体型が使いやすいことを実感しています。
 無線LANは以前より、金額的に手の出しやすい状況にあり、「無線LANの時代」ということを実感しています。ただ、セキュリティについて有線のもの以上に知識が必要で、それを理解して設定する必要がありますが、利用者にどの程度、それが理解されるか、気にはなります。


無線LANカード
CMZ-RT-WP
NEC)

*:メーカーの販売前段階の製品検査

 クイックインストールガイドの最初に「製品の詳しい機能や設定については、リンクシス・ジャパンのホームページをご覧ください」とかかれていて、WEBブラウザで読むことができるWFR11B-JPの「ヘルプ」の中にオンラインユーザガイド[pdf形式]として
ftp://ftp.linksys.co.jp/pdf/wfr11b-jpug.pdf
がリンク先として登録されています。「印刷費用を軽減するため、pdfファイルでユーザガイドを提供だな」と理解してアクセスしたらファイルがありません。
 そこでメーカーに問い合わせたところ、最初は要領を得ない回答がきたため、質問のポイントを再度、書いたところ、「WFR11B-JPはオンラインヘルプにてユーザガイドに相当する内容を提供する方針で製造され、販売に至っていて、ユーザガイドのリンクの件はミス表示」という趣旨の回答が戻ってきました。同梱のクイックインストールガイドの文面を読めばユーザガイドがちゃんと用意されていると理解されるのが普通ですし、ファームウェアの中にリンク先も登録されています。シスコにリンクシスが吸収される騒動の中で、「製品として販売されるのにあたってマニュアルなど整っているか、内容に誤記はないか」などの検査が行われないで急いで販売に踏み切られたものなのでしょうか。
 製品自体は悪いとは思いませんが、上記から国内での販売、サポート体制について「大丈夫かいな?」という気にさせられましたが、新しいファームウェアの公開を見て安心させられました。

・ WFR11B-JP 最新ファームウェア公開