
SULTAN STUREFORS (IKEA)
*: マットレス下に、ガススプリング
とリンク機構の組合わせで開閉力を補助する蓋を備えた収納部のあるベッドフレームが各社より販売されています。機械モノが好きなためか、
困ったことに魅力を感じてしまいます・・。マットレス上面の高さを45cm前後とし、収納量を高めるために収納部の底面は床に直置き、
これによって収納部内部の高さは20cmほどとなります。ガススプリングが納まる部分を除いてベッド下がほぼ全面、収納に使えるのは掛け布団や毛布、予備のシーツなどを収納しておくのに
便利です。「機能重視」と割り切れればマットレスベースALSARPが同様の収納量を安価に実現でき、賢い選択に思えます。 |
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IKEAでチェストを入手したついでに、展示のベッドの寝心地を確認しました。
ポケットコイルスプリングを用いたマットレスは体に馴染む感じがします。(→ ベッドの選び方)
ベッドフレームがマットレスより大きいサイズのものは、寝ぼけてフレームに足をぶつけて「痛!」にならないか、気になるところですが、マットレスベースSULTAN ALSARPはマットレスと同じ大きさに納まり、この心配がありません。また、マットレスベース内が
巨大な収納庫*となり魅力を感じます。ヘッドボードは付属しませんが、ベッドの頭部側を壁面にぴったりつけて使用するならば壁面に自作のヘッドボード
をつくる楽しみができます。10cm高の脚をつけてマットレスと組み合わせて全高約60cm。ベッドに浅く腰掛けての身づくろいも可能です。
木製ベーススプリングマットレスはマットレスとスラットベッドベースとベッドフレームを一体としたような製品でこれもフレームに足をぶつけて痛い思いをすることはなさそうです。
SULTAN STUREFORSはポケットコイルスプリングの使用でねそべってよい感じに思えました。(低価格のSTORFORSは体を動かすとスプリングの音が聞こえ
、神経質な人には気になるかも・・)。20cmの脚と組み合わせれば座るのにほどよい
約44cmの高さとなります。そしてベッド下に収納ボックスを置くこともできます。
他社のベッドについても検討しましたが、「マットレスを裏返しながら長く使うということはできないが、この価格だったら・・」と試しの気分でSTUREFORSを選び、20cmのステンレス製脚、ベッド下収納ボックスDILLINGを2個入手しました。STUREFORSのマットレスはそれまで使っていたマットレス(経年変化込み、薄いマットレスパッド使用)と比較すると柔らか
いことから、厚いマットレスパッドと組み合わせると寝心地が大きく変わってしまいます。そこで一番薄いマットレスパッドのSULTAN TALLIDEN
(IKEAのマットレスパッドの紹介ページにはなぜか、商品掲載されていない)を選びました。
運搬は「このためにある」ともいえるレガシィの前席を運転できるぎりぎりまで前方に移動
することで、2mのベッドを積み込めました。組立は脚をフレームにM8のボルトで固定するだけですので、13mmのスパナ1本で簡単にできました。
新しいベッドには、慣れも必要なことから評価にはしばらく時間がかかりそうです。
ただ、「『○○ホテルで使用』と書かれるだけで表示価格が『カチッ、カチッ』とあがっているのでは?」と思われるような高価格のベッド(マットレス)が売られている中、このような基本性能重視の安価なものが販売されるのは痛快な気がします。 |